BIM Commons
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2026-08-21

仕様属性の「必須・推奨・任意」を分類ごとに参照できるようにしました

建材・設備機器ライブラリにて、分類ごとの仕様属性の必須度(必須・推奨・任意)を参照できるようにしました。

背景

BLCJ BIM オブジェクト標準の分類マスタは、「その分類にどの仕様属性が適用されるか」までを定義しています。一方で、どの属性が必須で、どれが任意なのかという区別は、マスタのデータ上には残っていませんでした。

この判断は、BLCJ の「機器分類毎の仕様属性項目リスト(Ver2.1)」にすでに記載されています。同資料のメーカーモデル欄では、分類ごとに記号(◎/●/〇)で書き分けられています。今回、この記載を建材・設備機器ライブラリのデータとして取り込みました。

対象は機械設備・電気設備あわせて 56 分類、属性との組み合わせで 6,265 件です。

分野 分類数 組み合わせ 必須 推奨 任意
機械設備 33 3,624 789 1,165 1,670
電気設備 23 2,641 470 1,091 1,080
合計 56 6,265 1,259 2,256 2,750

同資料には、このほかにスピーカ・各種スポット型感知器・受信機など、標準の分類マスタ側に仕様属性の定義が無い分類も参考として掲載されています。これらは属性を紐づける先が無いため、今回の対象には含めていません。定義が整い次第、追って取り込みます。

なお、記号を「必須・推奨・任意」の 3 段階に対応づける整理は BIM Commons によるものです。実務での運用を踏まえ、運営が個別に見直す場合があります。その際は理由をあわせて記録します。

設計事務所・工務店の皆さまへ

今回の変更は、直接には API と運営側の仕組みに入るものです。皆さまには、掲載データの充足が進むことを通じて効果が出ます。分類ごとに「本来どの項目が揃っているべきか」が定まったことで、運営からメーカーへ具体的に追記をお願いできるようになりました。

ライブラリの画面上で製品ごとの充足状況を表示することは、今後の対応を予定しています。

CAD/BIM ツールベンダーの皆さまへ

会員 API の分類別 標準属性エンドポイントに、必須度を返すようになりました。

GET /api/v1/blcj/categories/{分類コード}/spec-items

各属性に次の項目が加わります。

  • requirementrequired(必須)/ recommended(推奨)/ optional(任意)
  • requirement_sourceoperator(BIM Commons が設定)/ default(BLCJ の情報階層から導いた既定値)
  • originblcj(BLCJ 標準の属性)/ bim_commons(BLCJ に定義が無く BIM Commons が暫定定義した拡張属性)

自社ツールの入力チェックや、テンプレートの必須項目の出し分けにご利用いただけます。API の詳細はAPI(ライブラリ連携)をご覧ください。

メーカーの皆さまへ

掲載の手順は変わりません

取り込み時に必須項目のチェックで登録を止めることはしません。 従来どおり、自社フォーマットの CSV/ZIP のままご掲載いただけます。項目が埋まっていないことを理由に掲載をお断りすることもありません。

充足状況をお知らせします

登録済みのデータについて、分類ごとの必須項目がどれだけ埋まっているかを運営側で集計できるようにしました。ご希望のメーカーさま、また運営から改善をご提案する際に、次の内容をまとめた資料をお渡しします。

  • 分類別の充足率と、未入力のある製品数
  • 属性ごとの未入力件数(例:「揚程が 8 製品中 3 製品で未入力」)
  • 未入力となっている製品の型番と、すでにご登録いただいている値の例

「どの項目を追記すれば掲載品質が上がるか」を具体的にお示しする資料です。追記は任意ですが、必須項目が揃った製品ほど、設計段階での比較・選定の対象になりやすくなります。

なお、資料に載せる値の例はそのメーカーさまご自身の登録データからのみ作成します。他社の登録値が混ざることはありません。

出典の区別について

BIM Commons は BLCJ BIM オブジェクト標準に準拠して運営しています。一方で、標準に定義が無い分類・属性(配管継手など)については、実務で必要な範囲を暫定的に定義し、実務での有効性を確認したうえで BIMSIA 等の標準化団体へ提案する方針を採っています。

こうした拡張分は BC. で始まる属性 ID を用い、BLCJ 標準の属性と機械的に区別できるようにしています。今回から、API と画面でも出典(BLCJ 標準/BIM Commons 拡張)を明示するようにしました。BLCJ 標準形式で書き出す際には拡張分を除外するため、標準に準拠したデータ交換に影響はありません。

今後について

標準の資料が改訂された際は、同じ手順で追随します。運営が実務判断で調整した項目は、改訂の取り込み時にも維持されます。

BLCJ BIM オブジェクト標準を策定した BIMライブラリ技術研究組合(BLCJ)は解散しており、当社はその経緯でシステム等を引き継いでいます。標準そのものは引き続き基準として用い、拡張の提案や標準の維持については BIMSIA 等の標準化団体と連携して進めます。

ご意見・ご要望は、画面右下のチャット(お問い合わせ・ご要望)からお寄せください。

▼ 建材・設備機器ライブラリ https://arcchaine.sagbrain.com/commons/library

▼ メーカーの皆さまへ(製品カタログの無料掲載のご案内) https://arcchaine.sagbrain.com/commons/library/for-manufacturers